タイ不動産購入ガイド
2022.10.27
【コラム②】タイでの不動産取引における商習慣|物件資料編

バンコクの物件紹介書について

タイ王国には、日本の不動産取引の広告表示方法を規制している宅地建物取引業法(以下、宅建業法)及び不動産の表示に関する公正競争規約(表示規約)がありませんので、ご注意ください。気になる点につきましては、お取引される不動産会社ご確認ください。

当社ではお客様への新築案件(未完成販売物件及び竣工物件)のご紹介につきましては、タイの商習慣に基づく表示をしておりますが、わかりづらい部分を解説致します。

交通条件について

日本では最寄駅からの距離を分数に換算(80m/1分)して表示しております。一方、タイではBTS(高架鉄道)、MRT(地下鉄)、タイ国鉄等の最寄り駅からの距離(m)で表示しております。また、大きな通りの信号のある交差点は限られており、横断が困難な場所が多く存在致します。 バンコク市内の地元市民の足は上記鉄道のほか、バス及びタクシー、バイタク(スクーター)です。

専有面積表示について

sq.m(スクエア メーター)は日本の㎡と同様ですが、バルコニー、PS(パイプスペース)等も含まれております。

ファシリティー

日本の共有部分にあたります。基本的に、ほとんどのコンドミニアムにプール及びフィットネス(ジム)がありますが、グレードにより幅広い施設(コワーキングスペース、パーティールーム、マッサージルーム等)が完備されていることがあります。

このように施設が充実している場所は、日本では都心部のスーパー億ションしかありません。

管理費(Common Fee)

日本の管理費と同じですが、sq.m当たりの単価(Baht)で表示されています。支払い方法は、1年分を前納となります。また、駐車場料金もこちらに含まれております。

修繕積立金(Sinkig Fund)

日本の修繕積立金と同じですが、sq.m当たりの単価(Baht)で表示されております。引き渡しを受ける際に1回のみの支払いになります。

当社は新築/中古売買、管理、賃貸、事業用案件、留学相談等幅広い情報提供を得意としておりますので、是非ご相談ください。

心友不動産日本駐在 津田淳一

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