バンコクのトンローあたりから約107Km・車で約1時間40分の位置にある町シラチャは、タイ国内でも非常に日本人密度が高い地域となっています。
※スワンナプーム国際空港からは約91Km・約1時間10分の距離です。
1990年代の急速な日本企業が周辺の工業団地へ進出が日本人居住区となった原因です。
つまり、主な在シラチャ日本人は工業団地での駐在員、工業団地での現地採用者となります。
在シラチャ日本人の主な住処としては「サービスアパートメント」と「コンドミニアム」に分けらます。
会社からの家賃手当が出る駐在員は月にして単身者で約30,000〜70,000Bahtの手当を出しており、朝食やメイドサービス、クリーニングサービスなどが家賃に含まれる「サービスアパートメント」に住む傾向にあります。
一方、現地採用者となるとほとんどが日本人最低賃金となる50,000Bahtの給料の中で生活をしていく必要があり、15,000Baht前後で不動産を借りることのできる「コンドミニアム」に住む傾向があります。
2015年頃まではシラチャに日本人が住む場所といえば、3〜4箇所程度しかなく、いずれも空き待ちが20部屋を超えるような供給不足エリアでありました。
このような不動産環境に国内外の様々なデベロッパーが目をつけ、自社開発を進めたところ2018年頃から供給が大幅に増え、供給過多エリアとなりました。
立地や建物のクオリティによっては空室率が80%を超える不動産もあり、投資用で不動産購入するには非常に目利きの難しいエリアとなっており、「シラチャで不動産を購入して5年以上一度も賃貸運用ができていない」といった部屋も多くあるのが現状です。
反面、上記のような状況で2020年頃から中古不動産の投げ売りが目立ち、表面利回りが15%を超えるような物件も散見されます。
15,000Bahtの賃料をターゲットとする場合、300万Baht程度の人気がある不動産を購入して賃貸運用で表面利回り6%を獲得していき、最終的には高速鉄道計画などで町の地価全体が上がったタイミングで不動産を売却するなどの立ち回りが考えられます。
※2022年8月現在の脱コロナ期に差し掛かった現在では、実際には300万Baht以下の不動産もあります。
もしくはシラチャで長期的な不動産投資をする場合、現在の投げ売り物件を保有し空室は目立つこと覚悟で10年単位の保有を行い不動産が適正価格に戻った際にまとめて売却することも考えられます。
人気物件に関してはシラチャに精通した当社コンサルタントから最適な不動産をご提案させて頂きます。
売りたい不動産も随時お問合せを受け付けておりますのでお気軽にご連絡下さいませ。