タイでは、個人名義の外国人及び外国法人のコンドミニアム(分譲マンション)の所有が認められています。
ただし、外国人及び外国法人が所有できるのはコンドミニアムの総床面積あたり49%のみとなっていますので、購入の際には外国人の所有比率を事前に確認する必要があります。
また、登記する際には物件評価額以上のタイバーツ以外の外貨(円やUSD)をタイ国外からタイ国内へ送金頂く必要があります。 これは外国人がコンドミニアムを登記する際に土地局へ提出が義務付けられている「FET (外貨送金証明書)」を取得するためです。
タイ不動産購入を希望される理由はお客様それぞれ異なりますが、大きく3点ございます。
・安定した投資先、資産分散先としての魅力
全体的にタイの不動産は基本的に右肩上がりで、賃貸・売買の現地マーケットがタイ人・外国人共に成熟しているという安心感があります。
そのため、しっかり物件・エリアの選定を行えば、賃貸・買主も見つかりやすいです。
また、所有権が登記手続きによって保証されていることも大きな魅力です。
・移住先としての魅力
エリートカードやLTRビザ、他にも外国語サービスが潤沢にあり、外国人でも住みやすい環境が整っていることから各国の移住者が増えています。また、東京からバンコクまで約6時間と距離的にも近いことも魅力のひとつでしょう。
・将来の物価上昇に対するインフレヘッジ
タイは常に人気の観光・移住先ランキング上位に入っています。そのため、数年後、数十年後にタイに移り住む可能性がある方が多くいらっしゃいます。
そのため、インフレーションによる将来の物価高や物件価格の上昇に対するリスクヘッジとして事前に物件を購入し、移住前には賃貸に回すことでリスクヘッジを行う方が多くいます。また、賃料収入でのホテルへの宿泊や別のコンドミニアムを借りたり、利益が取れるタイミングで売却したりと、様々な選択肢があります。
タイのコンドミニアムの購入方法として「1.プレセール物件の購入」 「2.登記前物件の購入」「 3.登記後の転売物件の購入」の3つの方法がございますのでそれぞれご紹介させていただきます。
以下はあくまで一般的な購入の流れになります。各取引により若干異なりますので、お気軽にご相談ください。
プレセールとは物件が完成する前にデベロッパーにより販売される物件です。
(通常最初の販売から2〜3年で完成)
■メリット
・物件の建設前に購入することで割安に購入することができる
人気物件であれば完成が近づくにつれ、物件の値段がデベロッパーにより段階的に吊り上げられるケースが多くあります。この点プレセールでは完成後の新築物件を購入する場合と比較し、初期費用を抑えることが可能です。
・完成前に物件を売却することで登記時の諸費用を支払わずに物件の売却が可能となります。
(例)登記費用・修繕積立金・共益費(登記より1年分)・電気メーター設置手数料等
これらの諸費用は登記時に発生する費用となるため、登記前に物件を売却することで利益を確定し売り抜ける戦略を取ることも可能です。
■デメリット
・実際の物件を見ないで購入する必要があります。
当然ではありますが、物件建設前の購入になるため実際の物件が確認できません。
・完成前にデベロッパーが倒産するケースがあります。
近年非常に稀ではありますが、物件選定時にデベロッパーの調査をせずに購入へと踏み切った場合に、資金繰りがショートし、完成はおろかお支払い済みの金額が返金されないケースもあります。
規模が小さく過去の実績が少ないデベロッパーはリスクが高くなります。
・工期のズレが発生するケースがあります。
日本の不動産と比較し、東南アジアの不動産では工期が遅れるもしくは早まることが度々あります。 自己利用目的で明確に引っ越し時期が決まっている場合で工期が遅れた場合には、一時的にお住まいを探す必要が出てきます。
逆に工期が早まった場合には売買契約書に記載された最終登記期日を確認し、この期日までは決済及び登記を遅らせることが可能です。
ただし、賃貸付を行う場合には、他の部屋よりも早く登記を行い、内装を仕上げて賃貸マーケットに出すことも有効な戦略となります。
【解決策】
・物件選定時にしっかりとしたデベロッパーの調査を行う必要があります。
資金力の高い大手デベロッパーや日本のデベロッパーとJV(ジョイントベンチャー)を組んでいる物件を中心にご購入いただくことでリスクの回避が可能です。
【心友不動産の取り組み】
上記のメリット、デメリットやお客様を事前に周知させて頂きます。また、ご要望の内容によってはプレセール物件ではなく、完成物件の購入をオススメさせて頂くなど、経験豊富なコンサルタントより事前のヒアリングを行い、目的をしっかりと確認しながら購入をご検討いただいております。
ご購入時には「サポート契約書」、「ご購入に際しての確認事項」という書類を用意しており、心友不動産のサポート内容や日本とタイの商習慣のご説明しております。
プレセールのタイミングで購入した方が登記前に転売を行っている物件になります。 登記前のため「契約書 (購入する権利)」の売買となり税金はかかりません。
■メリット
・購入のチャンスを逃した人気物件を完成前に購入することができます。
前述の通り、人気物件であればある程に完成が近づくにつれて物件価格が上がってきます。 このような物件をデベロッパーの在庫から購入する以外にも、初期に購入された方から初期の価格に近い金額で購入できる可能性があります。
また、デベロッパーがプロモーション(諸経費の減額等)を付与している場合に購入しプロモーション条件ごと引き継げることが多く、現時点でのデベロッパーの在庫を購入するよりも費用を抑えて購入できる場合があります。
■デメリット
・信頼できる所有者や仲介業者がいない場合、売買が上手く進まず取引が流れるケースがあります。
デベロッパーが仲介に入るケースは少なく仲介業者や個人間での売買が必要になります。
しかし、 個人間の売買の場合には信頼できる相手と取引を行う必要がありリスクが高くなります。
【解決策】
こちらの取引は仲介業者を利用することをお勧めします。個人間での売買をご希望の場合には信用できる相手を探す必要がありますが言葉の問題もありハードルが上がります。
【心友不動産の取り組み】
心友不動産では登記前権利の仲介の実績も多く、売主様より売買の確約を取った上でご提案させていただいており、名義変更と資金の支払いを同時決済にて行っております。
プレセールや登記前に購入された方が物件の登記後に転売を行っている物件となります。 登記後のため、売主側には税金が発生します。
■メリット
・物件を見て購入できるので、購入前と購入後のギャップが少ない
既存物件のご購入となるので、実際の物件を確認いただいての購入が可能です。また、最近ンではオンラインで内覧した上で購入されることが増えています。そのため、想像と違う物件だったというギャップは少なく、共用部や専有部の実物をじっくりと見た上で物件を購入できます。
■デメリット
・人気物件の場合、売り物件が極端に少なくまた価格も高いことが多い
人気物件は市場に出回ることが少なく、売主に有利なマーケットであることが多いため、相場があって無い様な状況になっている物件も多くあります。
特に、希少物件となると情報を探すことは困難を極め、具体例を挙げると高層物件の最上階ペントハウス等がそれにあたります。
【解決策】
物件探しと同時に物件取扱数が多い業者を探してみることが購入の近道となることもあります。
まずは多くの業者に連絡をとってみることが解決に繋がります。
【心友不動産の取り組み】
心友不動産では大手デベロッパーが運営するリセール専門会社や数多くの現地エージェント、外国人エージェントとも協力関係を結んでおり、お客様のご希望に沿った物件をご紹介できます。
以上、タイのコンドミニアムの購入方法として、「プレセール物件の購入」 「登記前物件の購入」「登記後の転売物件の購入」の3つの方法が一般的な購入の流れになります。
不動産投資は物件選定が非常に大切です。バンコクは各エリアによって様々な特長があり、現地に精通していないとわからないことが多くあります。
バンコクには日本円に換算した場合、1,000万円を切るような物件も多くありますが、安いからといってご購入された場合にエリアによっては不動産マーケットが成熟しきれていないエリアもあり、賃貸づけができないことや、出口が取れないこともありますので、物件選定は現地の仲介業者へご確認いただくことをお勧めしています。
タイで不動産をご購入する場合、日本の商習慣と異なる点が多くあります。そのため、取引実績が多くタイの商習慣や文化、不動産手続きを理解している仲介業者かどうかもポイントになります。
タイでは日本とは違う様々な問題が発生しますが、現地を理解した仲介業者と調整することで問題をスムーズに解決できる関係性を構築いただくことも重要になってきます。
心友不動産ではバンコクを中心としたさまざまな物件のご紹介実績があります。タイでの不動産購入をご検討の方はお気軽にご相談ください。
・Mulberry Grove Sukhumvit(マルベリー グローブ スクンビット)
・Life Asoke Rama9(ライフ アソーク ラマナイン)
・Life One Wireless(ライフ ワン ワイヤレス)
・Whizdom Essence(ウィズダム エッセンス)
・Knights Bridge Onnut(ナイツ ブリッジ オンヌット)
・Park Origin Thonglor(パーク オリジン トンロー)
・Hyde Heritage Thonglor(ハイド ヘリテージ トンロー)
・EDGE Central Pattaya(エッジ セントラル パタヤ)
バンコクで日本人に馴染みの深い代表的なエリアが以下の2つのエリアです。バンコクの中心地となり、不動産マーケットがしっかりとできているエリアです。このエリアを中心に周辺に幾つかのエリアが存在します。
スクンビットエリアはバンコクの中心に位置しており、日本人を含む多くの外国人が住んでいるエリアです。他のエリアと比較すると不動産価格も高めになりますが、賃料相場も高く、安定しています。
スクンビットエリアの中でも、特にアソーク、プロンポン、トンロー、エカマイは日本人がたくさん住んでおり、バンコクの日本人街と呼ばれています。
これらの場所は、主に日本人駐在員やその家族が住むエリアとして人気で、日本語通訳が常駐している総合病院や日系の飲食店、日本語対応可能店舗などが数多く集まっています。
また、タイ人・観光客にも人気なショッピングモール「ターミナル21」、「エンポリアム(The Emporium)」、「エムクオーティエ(EmQuartier)」「エムスフィア(EMSPHERE)」があり、毎日大勢の人でにぎわっています。
シーロムエリアにも日系企業や店舗があり、オフィス街、金融街として有名です。上記のスクンビットエリア同様に多くの日本人や外国人が住んでいます。また、近くのサトーンエリアには大使館や外資系企業が多数あります。このエリアは投資物件もありますが、移住者の方にも人気のエリアとなります。
こちらの記事でバンコクの各エリアやシラチャ、パタヤの解説をしております。
SHINYU REAL ESTATE CO., LTD(心友不動産)は2014年に設立し、日本からの移住、資産分散投資等の不動産売買をメインとした業務を行っております。東急リバブル、野村不動産ソリューションズ等の販売会社と提携しており、バンコクで事業展開をしている日系デベロッパーでは、三菱地所、野村不動産、東京建物、住友林業等と提携しております。
心友不動産ではコンドミニアムの売買、物件管理、賃貸サポート、内装サポート、事業用案件、インターナショナルスクールのご紹介、タイランドエリートカードのご紹介等を行っております。
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